「きのう何食べた?」(よしながふみ)は読む幸せサプリです。

講談社モーニングKCから出版されている、よしながふみの「きのう何食べた?」は是非読んでもらいたい作品です。現在10巻まで出ていて、約1年に一冊の、のんびりとしたペースで出版されています。
 
主人公は40代のゲイのおじさん・・・これで、ヒクともったいないです!BLはちょっと・・・と思ってしまう方も、偏見を捨てて、一度読んでもらいたいです。
 

おじさん同士のカップルの日常が淡々と描かれますが、そこはベテランのよしながふみのマンガです。人間ドラマが描かれていて、ちょっとホロリとしたり、クスっと笑えたり。周囲の人物も皆さんいい味を出していて、本当に楽しめるマンガです。美少年(美青年)がありえない設定で絡むBLマンガとはちがい、「ああ、本当にこういったゲイのおじさんカップルいそう?」なんて思ってしまうような、リアリティもあり、そこも魅力のひとつです。

そして、このマンガ、料理マンガとしても、秀逸なのです。やはりこちらも普通の家庭料理が出てきます。料理バトルをするわけでもなく、「何百年に一度」なんて、ありえない食材を使うわけでもなく、方向としては「クッキングパパ」系でしょうか。

倹約家の主人公が、安売りスーパーで仕入れた食材を使い回しながら、毎回料理を作りますが、これが美味しそう!そして、すぐ自分でも作れる物ばかり!麺つゆを使ったり、面倒くさい下ごしらえは省いちゃったり、お菓子はホットケーキミックスを使ったり・・と、本当に普通?の、でも本当に食べたくなる料理が、1話の中で必ず紹介されます。

「BL」で「料理」。この2つの要素が一緒になっているのに、全然派手なところのない、のんびりまったりゆっくりほっこりのマンガ。読むとなんだかちょとだけ、幸せを感じられたり、嬉しくなったり、そんなサプリのよう。もっと評価されてもいいのに!と悔しくなるくらいおすすめの作品です。

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